森の掟

J-POPやメタルやフェスや音楽番組なんかの批評(という名の無益な墓掘り行為)

かえせ!ブーガルーを

Black Lives Matter運動に便乗して暴れているといわれてる極右グループが、なぜ「ブーガルー」という、黒人やラテン系のカルチャーに由来する言葉を使うのか。腹が立ったので調べてみました。

音楽好きの親にオススメしたい、曲がいいキッズむけ映画×6

一日中ずっと家にいる昨今の子供たち、音楽好きの親としては、どうせなら音楽がいい映画なんかを観といてもらいたい。流れる曲が親も好きな曲だとありがたい。そこで今日はうちの親子ともにハマった、音楽がいいキッズむけ映画をご紹介します。

50年前の日本はヤバかった。サブスクで聴けるGS(グループサウンズ)まとめ【必聴プレイリストあり】

軽薄でがむしゃらで夢見がちで熱いGSのパワーをおすそ分けしたく、AppleMusicとSpotifyの2大サブスクでプレイリストを作ってみました。

バンドブーム期って案外ラテンでアフリカンでトロピカルだったよ【プレイリストあり】

バンドブーム期ってタテノリのパンク一辺倒ではなく、実はラテンでアフリカンでトロピカルな曲が案外多い。 ギター、ベース、ドラム、キーボードっていう基本的なロックバンドの編成でそういったリズムに取り組んでいる曲たちを集めてみたらおもしろいんじゃ…

J-POPが滅んでも演歌は生き残ると思う(演歌の定義・なりたち・未来)

2020年2月22日リリースの都はるみトリビュート・アルバム『都はるみを好きになった人』がとにかくすばらしい。 参加アーティストはUA、畠山美由紀、高橋洋子、水谷千重子&Chage、一青窈、怒髪天、ミッツ・マングローブ、大竹しのぶ、そして民謡クルセイダー…

「誰も傷つけない笑い」は偉いのか

「誰も傷つけない笑い」ってフレーズを初めて聞いたときに感じた、よくわからない違和感。そのままにしておくのが気持ち悪かったので、ちょっと考えてみました。 ブスを笑えなくなったのはいつからなのか?最近の風潮が息苦しい気がするのはなぜなのか?

軽い気持ちではじめての歌舞伎

先日の国会傍聴に引き続き、有給消化による平日の休みを有意義にすごしたいシリーズ第二弾。 今回は歌舞伎座で歌舞伎を観てきました。 しかも1000円で。 歌舞伎のことほぼ知らない状態で行っても大丈夫だってことがわかったので、声を大にしてオススメするよ…

軽い気持ちではじめての国会傍聴

実は誰でも国会に入って本会議を傍聴できる。だけど実際やってみるとすごくわかりにくい部分があり、ネット上の情報だけでは全然足りなかったので、そのあたりも詳しく書きました。ガイドとしてもお役に立てたら幸いです。結論として、傍聴はすごくおもしろ…

ミュージシャン/DJ目線で選んだサザンオールスターズ必聴プレイリスト21曲

15枚のアルバムと55枚のシングルが一気にサブスク解禁されて、どこから聴けばよいのやらってなってる若い人は多いと思うので、そういった、ベースやドラムやパーカッションがかっこいい仕事をしてる曲でプレイリストを作ってみました。 「TSUNAMI」や「いと…

ユニコーンの『服部』が30年後の日本のロックに与えた影響

はっぴいえんどの『風街ろまん』や、シュガー・ベイブ『SONGS』、サザンオールスターズの『熱い胸さわぎ』、ザ・ブルーハーツ『THE BLUE HEARTS』、フィッシュマンズ『空中キャンプ』など、日本のロック史上にはいわゆる「名盤」とされる数々のアルバムが存…

『ザ・ダート: モトリー・クルー自伝』にみる「誠実さ」

「もう二度とツアーをやらない」という契約書を爆破する映像が話題となったモトリー・クルー。 来年あたり再結成ツアーをやるらしいですね。 今回の再結成の機運が盛り上がったのは間違いなくネットフリックス限定で公開された『ザ・ダート: モトリー・クル…

小沢健二『So kakkoii 宇宙』はよその子を祝福して北島三郎を更新する

小沢健二の歌ものオリジナルアルバムとしては17年ぶり(!)になる『So kakkoii 宇宙』がリリースされた。 So kakkoii 宇宙 アーティスト: 小沢健二 出版社/メーカー: Universal Music =music= 発売日: 2019/11/13 メディア: CD 1993年のソロデビューアルバ…

1997年の売れたいロックバンドが考えていたこと

批評家の矢野利裕くん、構成作家の森野誠一さんとわたくしハシノの3人でLL教室というユニットを組んでいまして。 90年代のJ-POPについて語るトークイベントを定期的に開催しているのですが、次回は11月10日(日)に1997年を中心に語る回をやります。 そこで…

実はたくさんあったビートルズの日本語カバーBest10+1(全部知ってたらすごい)

// 映画「イエスタデイ」が公開されたり、アルバム『アビイ・ロード』の最新リマスター版がリリースされたりと、久しぶりにビートルズが話題になった2019年秋。 そして来年(2020年)には解散から50年という節目を迎える。 これから世の中にいろんなビートル…

アイドルが結婚しても推せるか問題を上院公聴会のディー・スナイダーとか比叡山の沢田研二とかから考える

最近、現役アイドルが結婚を発表する事例が続いている。 Negiccoもでんぱ組.incもどちらも現役バリバリの人気グループであり、おふたりとも立ち位置は真ん中の重要人物。 アイドルというビジネスモデルは、ファンが抱く疑似恋愛感情のパワーをマネタイズする…

エルトン・ジョン「君の歌は僕の歌(Your Song)」の昭和・平成・令和のカバー10曲を聴き比べてみた!〜映画『ロケットマン』公開記念

エルトン・ジョン本人が監修した伝記映画『ロケットマン』が大ヒットしてますね。 エルトン・ジョンといえば、1970年から現在に至るまで、数々の名曲と数々の奇行でイギリスをはじめ全世界をの注目を集めてきたスーパースター。 この映画『ロケットマン』は…

書評:『80年代音楽解体新書』スージー鈴木

音楽は魔法というより科学に近い 最近読んだ本のなかでかなり刺激を受けたのが、「80年代音楽解体新書」という、音楽評論家のスージー鈴木さんがウェブで連載していたものを一冊にまとめたもの。 80年代音楽解体新書 (フィギュール彩 Ⅱ 1) 作者: スージー…

書評:『メタル脳 天才は残酷な音楽を好む』中野信子

科学ネタとして消費されるヘヴィメタル Twitterとかでよく流れてくる、好きな音楽ジャンルによって性格がわかるとか、音楽を聴かせるとワインがおいしくなったとか、そういうアカデミックな装いをした記事あるでしょ。 だいたいそういう記事においては、メタ…

クルアンビンの分子が分母を凌駕しそうです【フジロック2019レポート】

フジロックに行ってきた 今年も行ってきました。 あの1997年以来、22年連続になります。 (詳しくはこの記事をあとで読んでいただくとして) 今年も最終日だけどうしても行きたくて家族に無理を言って出てきた。 昼から深夜までほぼ休みなく見まくったライブ…

走るひきこもりが日本語カバーに救われた話

ただのバンドマンくずれの会社員であるハシノが、今のような書いたりしゃべったりという活動の場を得たのは、マキタスポーツさんのラジオ番組がきっかけ。 ラジオ日本「ラジオはたらくおじさん」という番組で「カバー曲特集」のオンエア時、リアルタイムでハ…

【大予言シリーズ】椎名林檎が次にコラボするのは誰?

最近、椎名林檎さんがコラボ活動を熱心にやられてますね。 目抜き通り(w/トータス松本) 獣ゆく細道(w/宮本浩次) 駆け落ち者(w/櫻井敦司) すでに発表されているこの3曲に加え、ニューアルバムには向井秀徳とのコラボ曲も入ってるそうな。 毎回「そうき…

書評:「コミックソングがJ-POPを作った 軽薄の音楽史」矢野 利裕

現役の教師にしてDJ、そして文芸批評の論客でもある矢野利裕くんの新刊「コミックソングがJ-POPを作った 軽薄の音楽史」が出ましたね。 矢野くんとは一緒にLL教室という音楽批評ユニットをやっている仲でもありちょっと気恥ずかしいんだけど、できるだけ多く…

リテンションモデル化する音楽業界

今日は本職である会社員の側で得た知見を音楽ブログのほうに持ち込むこころみです。 ちゃんと途中で話がつながってくるので、とりあえず読みすすめてもらいたい。 リテンション・マーケティングとは マーケティングの世界でここ数年流行ってる「リテンション…

愛のままにわがままに僕は平成のJ-POPベスト10枚を選びました後編(2002〜2019)

いよいよ平成も終わりということで、この機会に平成のベスト10枚を選んでいます。 こちらに続き、今回は後編。 あ、どれだけ売れたかとかどれだけシーンへの影響力があったかとか、そういうのは一旦すべて度外視して、個人史的にインパクトがデカかった10枚…

愛のままにわがままに僕は平成のJ-POPベスト10枚を選びました前編(1990〜2001)

先日のLL教室イベントで、メンバーそれぞれの平成J-POPベスト10枚を選ぶという企画をやった。 どれだけ売れたかとかどれだけシーンへの影響力があったかとか、そういうのは一旦すべて度外視して、個人史的にインパクトがデカかった10枚を、できるだけ30年間…

「平成狸合戦ぽんぽこ」がもっと楽しくなる『落語』なキーワード7つ

高畑勲監督が亡くなってからちょうど1年にあたる今日、「金曜ロードショー」で「平成狸合戦ぽんぽこ」が放送される。 高畑勲監督が亡くなられてから1年がたちました。昨年も風の強い日だったことが思い出されます。本日の金曜ロードSHOW!は「平成狸合戦ぽん…

平成のJ-POPを7つの時代に分けてみたらいろいろ見えてきた 〜LL教室の試験に出ないJ-POPイベントふりかえり

先日こういうイベントをやりました。 われわれLL教室が定期的にやってるJ-POPトークイベントの番外編として、平成ぜんぶをひとくくりにして語ってみようという企画。 そりゃまあ、年号の変わり目で何かをひとくくりに語るのは本来ナンセンスな話だし往々にし…

平成元年と平成30年のJ-POP、驚くほど変わってない説

平成もあと3ヶ月でおしまい。 世紀末やいくつかの大災害、生活を一変させるようなテクノロジーの進化もいくつか経験して、30歳以上の日本人は二度目の元号の代り目に立ち会おうとしてる。 この30年で世の中はめっちゃ変わっていて、ざっくり言うと日本は老け…

「温度差の観測」という、あたらしいフェスの楽しみ方

夏フェスのヘッドライナーが発表されはじめ、みんなの気持ちがそわそわしてきた今日このごろ。 今日は「温度差」に着目した新しいフェスの味わい方を紹介しようと思います。 フェスの多様化・大衆化混ぜるな危険!だけど混ざるのも醍醐味! 90年代後半から日…

中途半端な音楽好きがプロフィールに書きがちなあのフレーズがどうにも許せない

自分ではけっこう気が長いほうだと思っていて、あまり何かに対して腹を立てたりすることはないんだけど、どうしても気になってしまう物言いってのはある。 「演歌とヘビメタ以外なんでも聴きます」だと 自称音楽好きな人が、聴く音楽の幅広さをアピールする…