J-POP
菅総理は中小企業の統合・再編を促進すると表明したらしい。 儲かってなかったり将来性がなかったりする中小企業は潰してもいいのか。考えてみました。
かつて「百姓」という言葉が攻撃力の高い侮辱ワードだった時代があった。 なぜ「百姓」に攻撃力があったのか、なぜその攻撃力が失われたのか、シティポップやJ-POPの移ろいとともに考えてみた。
海水浴場も花火大会も海外旅行もない2020年の夏。 夏を満喫しようにもいろいろ禁じられている中で、そのくせ気温ばかりがうなぎのぼりしやがって、40度が突飛な比喩じゃなく現実のデータになっている8月。 それでもつい習慣的に夏向きのプレイリストなんてつ…
軽薄でがむしゃらで夢見がちで熱いGSのパワーをおすそ分けしたく、AppleMusicとSpotifyの2大サブスクでプレイリストを作ってみました。
バンドブーム期ってタテノリのパンク一辺倒ではなく、実はラテンでアフリカンでトロピカルな曲が案外多い。 ギター、ベース、ドラム、キーボードっていう基本的なロックバンドの編成でそういったリズムに取り組んでいる曲たちを集めてみたらおもしろいんじゃ…
2020年2月22日リリースの都はるみトリビュート・アルバム『都はるみを好きになった人』がとにかくすばらしい。 参加アーティストはUA、畠山美由紀、高橋洋子、水谷千重子&Chage、一青窈、怒髪天、ミッツ・マングローブ、大竹しのぶ、そして民謡クルセイダー…
15枚のアルバムと55枚のシングルが一気にサブスク解禁されて、どこから聴けばよいのやらってなってる若い人は多いと思うので、そういった、ベースやドラムやパーカッションがかっこいい仕事をしてる曲でプレイリストを作ってみました。 「TSUNAMI」や「いと…
小沢健二の歌ものオリジナルアルバムとしては17年ぶり(!)になる『So kakkoii 宇宙』がリリースされた。 So kakkoii 宇宙 アーティスト: 小沢健二 出版社/メーカー: Universal Music =music= 発売日: 2019/11/13 メディア: CD 1993年のソロデビューアルバ…
批評家の矢野利裕くん、構成作家の森野誠一さんとわたくしハシノの3人でLL教室というユニットを組んでいまして。 90年代のJ-POPについて語るトークイベントを定期的に開催しているのですが、次回は11月10日(日)に1997年を中心に語る回をやります。 そこで…
// 映画「イエスタデイ」が公開されたり、アルバム『アビイ・ロード』の最新リマスター版がリリースされたりと、久しぶりにビートルズが話題になった2019年秋。 そして来年(2020年)には解散から50年という節目を迎える。 これから世の中にいろんなビートル…
最近、現役アイドルが結婚を発表する事例が続いている。 Negiccoもでんぱ組.incもどちらも現役バリバリの人気グループであり、おふたりとも立ち位置は真ん中の重要人物。 アイドルというビジネスモデルは、ファンが抱く疑似恋愛感情のパワーをマネタイズする…
エルトン・ジョン本人が監修した伝記映画『ロケットマン』が大ヒットしてますね。 エルトン・ジョンといえば、1970年から現在に至るまで、数々の名曲と数々の奇行でイギリスをはじめ全世界をの注目を集めてきたスーパースター。 この映画『ロケットマン』は…
音楽は魔法というより科学に近い 最近読んだ本のなかでかなり刺激を受けたのが、「80年代音楽解体新書」という、音楽評論家のスージー鈴木さんがウェブで連載していたものを一冊にまとめたもの。 80年代音楽解体新書 (フィギュール彩 Ⅱ 1) 作者: スージー…
最近、椎名林檎さんがコラボ活動を熱心にやられてますね。 目抜き通り(w/トータス松本) 獣ゆく細道(w/宮本浩次) 駆け落ち者(w/櫻井敦司) すでに発表されているこの3曲に加え、ニューアルバムには向井秀徳とのコラボ曲も入ってるそうな。 毎回「そうき…
現役の教師にしてDJ、そして文芸批評の論客でもある矢野利裕くんの新刊「コミックソングがJ-POPを作った 軽薄の音楽史」が出ましたね。 矢野くんとは一緒にLL教室という音楽批評ユニットをやっている仲でもありちょっと気恥ずかしいんだけど、できるだけ多く…
今日は本職である会社員の側で得た知見を音楽ブログのほうに持ち込むこころみです。 ちゃんと途中で話がつながってくるので、とりあえず読みすすめてもらいたい。 リテンション・マーケティングとは マーケティングの世界でここ数年流行ってる「リテンション…
いよいよ平成も終わりということで、この機会に平成のベスト10枚を選んでいます。 こちらに続き、今回は後編。 あ、どれだけ売れたかとかどれだけシーンへの影響力があったかとか、そういうのは一旦すべて度外視して、個人史的にインパクトがデカかった10枚…
先日のLL教室イベントで、メンバーそれぞれの平成J-POPベスト10枚を選ぶという企画をやった。 どれだけ売れたかとかどれだけシーンへの影響力があったかとか、そういうのは一旦すべて度外視して、個人史的にインパクトがデカかった10枚を、できるだけ30年間…
先日こういうイベントをやりました。 われわれLL教室が定期的にやってるJ-POPトークイベントの番外編として、平成ぜんぶをひとくくりにして語ってみようという企画。 そりゃまあ、年号の変わり目で何かをひとくくりに語るのは本来ナンセンスな話だし往々にし…
平成もあと3ヶ月でおしまい。 世紀末やいくつかの大災害、生活を一変させるようなテクノロジーの進化もいくつか経験して、30歳以上の日本人は二度目の元号の代り目に立ち会おうとしてる。 この30年で世の中はめっちゃ変わっていて、ざっくり言うと日本は老け…
昨日このようなトークイベントをやりました。 「LL教室の試験に出ないJ-POPシリーズ〜1999年編〜」 www.velvetsun.jp 90年代のJ-POPについて1年ごとに区切って深掘りしていこうというこのイベント、これまでに1998年、1999年、1991年、1992年を扱ってきてお…
あなたのまわりにも昔バンドやってたって人が何人かいると思う。 「あの人むかしバンドやってたらしいよ」などと親戚とか同僚とかで噂されるような。 そう言われてみればそんな雰囲気あるかもって相槌を打ちつつも、自分の同世代の元バンドマンとはなんか人…
先日、このようなトークイベントをやりました。 「LL教室の試験に出ないJ-POPシリーズ〜1999年編〜」 www.velvetsun.jp その名の通り、1999年のJ-POPについていろんな角度から語るという趣旨。「試験に出ない」というところには、一般的な語り口ではない、オ…
淀川の右岸、つまり大阪府北部は北摂と呼ばれる地域。 阪急電車とJRが淀川と並行して京都と大阪を結んでおり、そこに大阪郊外を南北に貫く近畿道と大阪モノレールが直角に交わっている。 阪急電車とモノレールがぶつかる点にある乗換駅が南茨木駅。 近畿道と…
ロックバンドって「The」から始まるバンド名がやたら多い気がする 昔、カセットテープにレタリングシートでアルバム名とアーティスト名を記載していったとき、特定の文字だけが減るのが早かった。 (レタリングシートがわからないという若い人は各自ググって…
BARBEE BOYS(バービーボーイズ)を知っていますか。 natalie.mu 30年前に東京ドームで単独公演をやったほど売れてたんだけど、驚くほど後の世に影響を与えていない気がする。 同時代のBOOWYとかブルーハーツとかが山ほどフォロワーを生んだのと比べると、BA…
日本では日曜日の昼は「NHKのど自慢」ということになっている。 実家で親とそうめんをたぐっているときなぞはなおさら。 今日もどこか四国の山あいの街だったり東北の漁師町だったり、あるいは隣の県なのに存在を知らなかった地味な市だったり、日本のどこか…
倖田來未の「め組のひと」カバーが話題ですね。 中国発の「Tik Tok」という動画SNSで、この曲にあわせて踊るのが10代の女子のあいだで流行っているとか。 www.youtube.com 「め組のひと」の原曲は1983年だし、倖田來未のカバーも2010年リリースだし、このタ…
Suchmos(サチモス)が人気ですね。ここ数年で出てきた日本の若いロックバンドはいろいろいるけど、Suchmosに関してはなかなか独特のポジショニングな感じ。 ものすごく雑なカテゴライズでいうと、いわゆる「シティポップ」の代表選手として、ceroとかnever …
RADWIMPSの新曲「HINOMARU」。 古語の用法が間違ってるとか戦時中の軍歌を連想させるとか何が悪いんだとかで話題ですね。 HINOMARU RADWIMPS 歌詞情報 - うたまっぷ 歌詞無料検索 作者である野田さんは、意味深なコメントしたり謝罪したり開き直ったりと慌た…