3歳児に学ぶ、自分の機嫌を自分で直す方法

 

すごく話題になったこのツイート。

こちとら40歳すぎたいい大人なのに、これ実践するのって難しいなって日々痛感してる。

 

ところが、我が家には若干3歳にして自分の機嫌を自分で持ち直すことができる達人がいます。

今日はその達人の技を紹介しようと思う。

 

達人のプロフィール

現在3歳4ヶ月のうちの長男。

最近おむつが外れてきた、箸はまだ使えない、0歳の弟にやきもちを焼く、長男。

同年齢の他の子ができていることができなかったりその逆もあったりで、まあ多少の発達の凸凹はあるよねっていう程度の、ごくふつうの子供。

そして好きなものと苦手なもの見ればわかる通り、まあ典型的な男児オブ男児

 

好きなもの

特殊車両、緊急車両。ダンス。楽器。棒をふりまわすこと。布団にダイブすること。レゴで車をつくること。ミニオンズ。カーズ。ディズニー全般。ゴーストバスターズマイケル・ジャクソン。餃子。焼きそば。のり。イクラ。エビ。

 

苦手なもの

野菜。クリーム。人からレクチャーされること。15分以上じっとしていること。4以上の数の概念。段差から飛び降りること。着替え。三輪車を漕ぐこと。

 

達人が自分の機嫌を直す方法

一見ごくふつうのこの3歳児、自分で機嫌を直すことに関してだけは大人顔負けなのである。

 

といっても、何をされても一切感情が揺れ動かないとか、そういう偉いお坊さんみたいな話ではない。

そりゃ3歳児なので、むしろ感情は揺れ動きまくる。テンション上がりすぎて親がひくぐらいの奇声を発することもあるし、盛り上がりすぎてものを壊すといった、大人にはちょっと理解しがたい男児メンタリティを発揮することもある。

 

そして泣くときは泣くし、怒るときは怒る。

そこまでは特にすごいことはなくて、問題はそこからの機嫌の立て直しっぷり。

 

 

たとえば何か気に食わないことや痛いことがあったら、ぼろぼろ涙をこぼして泣く。

数分ぐらい手がつけられなくなることもある。

しかししばらくすると、おもむろに「おめめふいて」と頼んでくる。

親はタオルやハンカチで涙をふいてあげる。

 

実はこれこそが達人にとっての機嫌直しの儀式になっていて、涙をふいたらもう泣き止んで気持ちが切り替えられている。

叱ったりして親が泣かせた場合であっても、その泣かせた張本人がおめめをふいてもOK。ノーサイド
その儀式が済むと、「さっきないちゃったんだよねー」などと自己を客観視して振り返る余裕すら生じてる。

 

となりで一部始終に接していると、切り替えの速さに毎回驚かされる。

この分野に関しては、親だけど弟子入りしたいと思う。達人。

 

今朝の場合

「おめめふいて」以外にも、達人には機嫌を直すための儀式がいくつか存在するんだけど、今朝のはちょっとすごいパターンだった。

 

この4月から新しい保育園に通い始めた達人。

大人でさえ転職や引っ越しは大きなストレス要因になると言われているのに、いわんや3歳児においてをや。

しかも以前の園は保育士さん1人あたりの子供の人数が少なく、またベテランの保育士さんが多く、わりとのびのび過ごしてきたんだけど、4月からの保育園は保育士さんの数が少なくしかもみんな若い。

そんな環境でさすがの達人も少し気持ちが不安定なことが多い。

 

今朝は保育園に行きたくないと、はっきりと拒否してきた。

 

それでもなんとかなだめすかして、保育園の建物の中には入ることができた。

しかし、3歳児クラスの部屋には断固として入ろうとしない。部屋の前の廊下にある椅子に腰掛けて、「きょうはここにいる」と。

困ったなと思ったけど、いいからさっさと行くぞみたいに頭ごなしにやっても逆効果でますます頑なになるだけなのはわかっていた。


なので一旦自分も対面に座って、さてどうしようかなみたいに目線を合わせてみた。

 

カリオストロの城」の儀式

向かい合って椅子に座ってると、達人は「じゃんけんしよう」と言い出した。
何かわからなかったけどつきあってみた。
すると自分が負けた。そしたら達人いわく「タイヤかえるんだよ」って。

 

あ、これあれだ。

 

映画「ルパン三世 カリオストロの城」の最初の方で、乗ってる車のタイヤがパンクしてルパンと次元がじゃんけんしてどっちが修理するか決めるっていうシーン。

数日前に見たことが記憶に残っていて、それをやろうと言ってるらしい。

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そのことに気づいたので、長男と一緒に座席の下にタイヤがあるていで、ジャッキアップのふり、タイヤを外すふり、新しいタイヤをはめるふり、ネジを締めるふりをやり切った。
タイヤ交換完了、よかったねなんて言い合ってると、なんか落ち着いた顔になってる。

 

今この瞬間を逃すまいと思い、流れで教室まで連れて行くと、すんなり部屋に入ってみんなに合流。さっきまで断固拒否してたのが嘘みたい。

よくわからないけど、一緒にタイヤ交換の儀式をする過程で気持ちの整理がついたらしい。

 

というわけで、達人が自分で機嫌を直す技は今日も冴え渡っていた。

 

急がば回れ

朝の忙しい時間にタイヤ交換につきあうのはリスクがあった。3歳児の遊びマインドに火がついてしまって、そこから延々つきあわされるおそれがあったし、つきあったところで機嫌が直るという保証もない。

 

しかし、これまでの経験上、これは達人なりに手打ちができる落としどころを探ってきてるなという感触があった。

単なる遊びではなく、機嫌を直すための儀式だということが理解できたので、つきあってあげることにしたわけ。

 

結果、あっさりと機嫌は直った。

カリオストロの城のタイヤ交換ごっこに誘われたとき、「うんうんまた今度ね」とか「いいから早く来なさい」って言ってしまわなくてよかった。

 

焦って達人の儀式を見逃してしまうと、逆に機嫌を直すチャンスを棒に振ってしまう。

今日はそこに気づけてよかったなと自分で誇らしいのと、さすが達人だなー!という尊敬の気持ちの両方を味わえた今朝だった。