森の掟

J-POPやメタルやフェスや音楽番組なんかの批評(という名の無益な墓掘り行為)

メタル

『ザ・ダート: モトリー・クルー自伝』にみる「誠実さ」

「もう二度とツアーをやらない」という契約書を爆破する映像が話題となったモトリー・クルー。 来年あたり再結成ツアーをやるらしいですね。 今回の再結成の機運が盛り上がったのは間違いなくネットフリックス限定で公開された『ザ・ダート: モトリー・クル…

アイドルが結婚しても推せるか問題を上院公聴会のディー・スナイダーとか比叡山の沢田研二とかから考える

最近、現役アイドルが結婚を発表する事例が続いている。 Negiccoもでんぱ組.incもどちらも現役バリバリの人気グループであり、おふたりとも立ち位置は真ん中の重要人物。 アイドルというビジネスモデルは、ファンが抱く疑似恋愛感情のパワーをマネタイズする…

書評:『メタル脳 天才は残酷な音楽を好む』中野信子

科学ネタとして消費されるヘヴィメタル Twitterとかでよく流れてくる、好きな音楽ジャンルによって性格がわかるとか、音楽を聴かせるとワインがおいしくなったとか、そういうアカデミックな装いをした記事あるでしょ。 だいたいそういう記事においては、メタ…

中途半端な音楽好きがプロフィールに書きがちなあのフレーズがどうにも許せない

自分ではけっこう気が長いほうだと思っていて、あまり何かに対して腹を立てたりすることはないんだけど、どうしても気になってしまう物言いってのはある。 「演歌とヘビメタ以外なんでも聴きます」だと 自称音楽好きな人が、聴く音楽の幅広さをアピールする…

あの頃メタルがパンクに片思いしていた

今日もしつこく1990年前後のメタルの話をします メタルのことをよく知らない人によく聞かれるのが、「メタルとかハードロックとパンクってどこが違うの?」っていうやつ。 たしかにどれもこれも、歪んだギターがザクザクいってるうるさいロックであり、同じ…

サブスクリプション時代のメタル小商い(中学の卒アルとしてのApple Music)

先日Apple Musicが便利すぎて生活が一変したという話をしたんだけど、リスナーの生活だけじゃなくミュージシャンの生活にも大きな影響を与えてるんじゃないかって思うできごとがあったので、今日はそれについて。 参考:先日の記事 大量のレコードとCDに囲ま…

ヘヴィ・メタルはなぜ滅んだか(メタルの墓)

黄金時代 信じられないかもしれないけど、ハードロックとかヘヴィ・メタルが若者むけ音楽のど真ん中だった時代がたしかにあった。 ピークは1980年代の中盤ぐらい。 後にレジェンドとか神とか呼ばれるようになるバンド(アイアン・メイデンとかジューダス・プ…

突然ですがガンズのドラマーの話

ガンズはすごかった Guns N' Roses(以下ガンズ)というアメリカのハードロックバンドがいる。 パンクロックとグラムロックと王道ハードロックのいいとこ取りをした音楽性と、メンバーのルックスやキャラ立ちがとにかくかっこよく、1987年のデビューアルバム…

矢沢永吉やドリカムや松田聖子にできなかったことをX JAPANとBABYMETALができた理由(世界一やさしいヘヴィメタルという音楽)

X JAPANやBABYMETALが海外でめっちゃ売れている。 www.oricon.co.jp www.barks.jp 一昔前まで、日本で頂点を極めた大物歌手が次の目標として世界進出に挑戦するっていう流れがあって、ほぼ全員が無残な結果に終わるっていうパターンがあったことを思うと、隔…

BABYMETAL『METAL RESISTANCE』(メタル・レジスタンス)収録曲の元ネタ一覧

2016年4月にリリースされたBABYMETALの2ndアルバム『METAL RESISTANCE』(メタル・レジスタンス)は、文句なしの名盤です。 デビューしたばかりの頃はまだ今のような音楽性が固まりきっていなかったため、1stアルバムはアイドル色やEDM色が多少入っていてと…